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X61 CPUファン清掃及び整備

X61 ファンを掃除するには、PC筐体を分解する必要があります。パソコン本体を分解するには、ある程度工具が必要とおなります。今回使用した工具は:精密ドライバー、小型プライヤー(ラジオペンチ)、ピンセット、車用内装外し、綿棒(掃除用)、エアダスター(掃除用)、ウエス、などです。 分解する前にバッテリーを外しておき、体内に静電気が帯電しないよう鉄などに触れ、静電気を逃がしておきます。このパネルは非常に硬く止まっているので、恐らく指等で外すのは無理でしょう。マイナスドライバーを使う場合は布を巻くなどしないとカバーが傷だらけになります。 上部パネルはネジなどは無く、ハマっているだけなので力任せに外していきますが、慎重にやらないと折れる可能性もあります。一度も外したことのないパネルは非常に硬く止まっているので、慎重かつ大胆な作業が要求されます。 上部パネルを外すと次にキーボードを外します。ついでに液晶を外すためにヒンジ部のネジとケーブルのネジも外しておきます。(これだけでは液晶は外れません) キーボードにはフラットケーブルが接続されているので、本体側の接続部の黒い留めを手前に起こすと外れます。タッチパッドの配線も外します。これは刺さっているだけなので、ケーブルが折れない様慎重に真っ直ぐ上方向に引っ張ると外れます。 キーボードを外すと次に、無線LAN用のケーブル2本を外します。これも刺さっているだけなので抜くだけです。しかし、ケーブルを引っ張ると断線の恐れがあるのでコネクタ部をプライヤなどで外す方が良いでしょう。それからケーブルも刺さっているだけなので、プライヤなどで抜きます。 ケーブル類が外れたら、一旦液晶を閉じ本体を裏返します。ネジを全て外します。メモリ,HDD,DVDドライブは外す必要はありません。これで上面のカバーが外れます。スムーズに外れない場合は必ずどこかのネジを忘れているので、再度確認してから外した方が良いです。底部の吸入口にはホコリが溜まっていました。

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X61 ファン(CPUクーラー)に関する注意事項

ここで、冷却ファンと熱について少し説明しておきましょう。 X61 ファンは CPU にくっつける扇風機であり、風を送ってCPUを冷却するもので、回転数が速いほど冷やす力も高いと考えて構いません。 ただし、回転が速いと音がうるさかったりするので注意です。 これはモノにもよりますけどね。 CPUファンは「ヒートシンク」と「ファン」と呼ばれる部分に分かれています。 「ファン」は要するに扇風機の事ですね。 「ヒートシンク」とは鉄の板が縦にたくさん並んでいるような部分で、ファンの下にあります。 伝導してきた熱がヒートシンクから放熱され、ファンからの風で冷やされる訳です。 CPU ファンは風を送って冷やすものですが、他に水冷式の大がかりなものもあり、こうした物を含めてCPUを冷やすもの全般を「CPUクーラー」と言います。 CPUファンもCPUクーラーの1つという事ですね。 まあ特殊な状況でない限り、普通はファン(送風式)のもの使うと思って構いません。 CPUは熱に弱く、通常 70℃ を越えると危険と言われています。 この温度はマザーボードによっては測定可能ですが、対応していない場合は測定できません。 温度にはケース内の換気、風通しの良さ、ケース自体の大きさなんかも関係してきます。 もちろんCPUの種類によっても異なります。 普通に使う限りあまり気にする必要はないのですが、熱に弱い事は頭に入れておいて、通気孔を塞いだりとか、暑い中で長時間使うとか、そういう事をすると誤動作の元になる事ぐらいは覚えておくべきです。 特に夏は注意ですね。 最近は「TDP」という数値が CPU の性能説明に付いている場合もあります。 これは「Thermal Design Power(サーモ・デザイン・パワー)」の略で、直訳すると「熱設計電力」です。この数値が高いほど熱くなる事を意味するので、LENOVO CPUファンを選ぶ際には目安になります。 なお、CPU ファンは扇風機ですから、長期間使っているとだんだんホコリが付着していきます。 部屋のクーラーのフィルターがホコリで目詰まりして行くように、ファンの下にあるヒートシンクにもホコリが貯まっていき、それが冷却能力の妨げになっていく事があります。 もし CPU ファンの騒音が大きくなってきたら、それはホコリなどの影響で冷却能力が下がり、それをカバーするために扇風機が必要以上に回っている可能性が高いです。 もちろんそのままでは CPU が焼け付いたり、パソコンが止まる原因になります。 たまには CPU ファンの掃除もしておきましょう。 外側から掃除機で「ブォー」っと吸い込んでも取れますが、中に入り込んだホコリまで取るのは難しいです。 … Continue reading

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