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Tag Archives: Dell CPU ファン
DELL CPU ファン異音-分解清掃した
Dellの電源を入れると通常に起動するのですが、使用中に異音がするそうでして、お預かりして異音がするか現状調査いたしました。 起動してからしばらくすると異音が 症状を確認できたので、分解していきます。このタイプはパソコンをひっくり返すと裏からDell CPU ファンが見えるのですが、取り出そうとしても、蓋やネジがないので下記のように、ばらさないとCPUファンは取り出せません。 裏のネジを全て外し、キーボードを取外し→スーパーマルチドライブを取外し、上部カバーを取外し、やっとこさこの状態までになります。 Dellから取り外した目的のCPUファンです。CPUとGPUを冷却する目的でつくられているので、当然と言えば当然かもしれないのですが、真冬には触りたくないぐらい部品が冷たいんです。 熱を吸収してCPUファンが回転して熱を逃がす仕組みになっております。分解してDell CPUファングリスを塗る準備をします。 結構埃がこびりついております。羽の一枚一枚掃除した後に軸にグリスを塗り込みます。 本体に組み込んでしまうと、CPUファンが回転しているか見えない(見えづらい)のでVAIOを仮組の状態で電源を入れて確認します。この状態の時には、キーボードもマウスもハードディスクも抜いている状態なので、操作は一切できませんが、目的はCPUファンの回転を見るためなのでこれでいいのです。 写真でCPUファンが回転しているのが分りますでしょうか? 見事回転しております。 あとは組立後、清掃してもう一度起動させて異常が無いか各部チェックして完了です。今回はDell CPU ファンのグリスアップで復活しましたが、時によって回転すらせず部品交換になる場合も御座います。CPUファンが回転しないと熱暴走を引き起こし、重要なCPUを傷めてしまうことがあります。CPUを傷めた場合の修理費用は高額になりますので、今回のように早めの対応が大切です。
パソコンの清掃とDell CPUファンの取替
4年近く前、知人のパソコンを組み立てたのですが、以前の私のパソコン同様オーバーヒートアラームが頻繁になるようになったとの連絡を受けました。 私のパソコンと同じ部品を多用したものでしたので、掃除を兼ねDell CPU ファンを取り替えることにし出張してきました。 M/BはSupermicro X8SAX、CPUはCore i7 920です。 今回CPU冷却ファンは予算の関係から私が使用したものより一回り小さいものになりました。 3年以上掃除はしていませんでしたのでこのような状況です。 手前からCPUファン、CPUファン、電源ファンと並んでいます。 ファンはもちろんのこと、基板の至る所に埃が溜まっています。 放熱フィンにも埃が溜まり、CPUの冷却不足に陥りCPU温度が上昇し、M/Bがオーバーヒートアラームを頻発させました。 このように基板まで埃が乗ると基板にとっては一触即発、即死直前の状況です。 溜まった埃は基板の配線上に乗っていますので、この埃が空気中の水分を吸い込んで基板をショートさせます。そうなれば最悪M/Bは即死します。 知人にはオーバーヒートアラームの頻度が増えた頃から使用を控えて貰い、電源コードを抜くように指示しました。 電源コードが差し込まれて電源が生きていると、この手のM/Bは電源オフでも基板に通電しています。例えば遠隔用で起動するBIOS系のソフトが生きていると、間違いなく色々のところで通電状態になっており、電源が入っているのと同じなのです。 今回の清掃はついでにCPUファンを取り替えますので、まずCPU基板を取り外してクリーニングしました。次にCPUファンを取り外して廃棄し、電源ユニットを取り外し、電源ユニット筐体内のファンを取り外した上で内部をクリーニングしました。 新しいCPU冷却ファンはバックボードの無いタイプで、純正同様上から差して固定するタイプなので、M/Bはシャシーに取り付けたまま綺麗にクリーニングします。 シャシーにある冷却ファンもクリーニングしましたが、3基あるうち1基が寿命を迎えたらしく、故障の兆候を見せていたので取り外し、近いうちに全交換することにします。 さて、その間クリーニングに要する時間は約1時間半程度、脱着・分解が入りますのでこのくらいは普通ですね。新しいDell CPU ファンを取付、全て組戻しました。 交換・清掃後問題なく起動、冷却ファンの音もそんなに大きくなく、重いレンダリングにもオーバーヒートアラームは鳴らなくなりました。 後日冷却ファン交換をすればまだ数年は問題なく動くでしょう。 皆さん、パソコンの清掃、時々してくださいね。